ドローン本体のほかに、最低限そろえるもの
予備プロペラ、予備バッテリー、microSDカード、風速計、操縦用のスマホと充電。最初にそろえる5つと、慣れてからでよいもの、「必須」と書かれがちでも注意したいものを、国の資料をもとに整理しました。

ドローンの持ち物を紹介する記事には、10〜20個のアイテムが並んでいることがよくあります。でも、はじめから全部そろえる必要はありません。この記事では、最初に必ずそろえるものと、慣れてからでよいものを分けて紹介します。
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先に結論
- 買う前に、本体に何が付いてくるかを確認する。予備のバッテリーや充電器がセットになった商品もある
- 最初にそろえるのは、予備プロペラ・予備バッテリー・microSDカード・風速計・操縦用のスマホと充電の5つ
- 100g以上の機体は、道具とは別に、機体への登録記号の表示が必要
まず、付属品を確認する
同じ機体でも、「本体だけ」の商品と、予備のバッテリーや充電器、収納バッグなどが付いた「セット」の商品があります。セットのほうが、あとから一つずつ買うより安くなることもあります。
注文する前に、商品ページや取扱説明書の「同梱品」を見て、次の点を確認します。
- 予備のプロペラが付いているか
- バッテリーが何本付いているか、充電器が付いているか
- 操縦にスマホが必要か(送信機に画面が付いている機種もある)
- microSDカードが付いているか、本体に保存できる容量があるか
最初にそろえる5つ
1. 予備プロペラ
- なぜ必要か:プロペラは小さな接触でも欠けたり、ひびが入ったりする消耗品。傷んだまま飛ばすと危ない
- 選ぶとき:必ず自分の機種に合うもの。回る向きの違う2種類があるので、付け間違えない
2. 予備バッテリー
- なぜ必要か:1本で飛べる時間は短い。練習では1本だとすぐに終わってしまう
- 選ぶとき:自分の機種に合う純正品。練習するなら2〜3本あると、交代で充電しながら続けられる
3. microSDカード
- なぜ必要か:機種によっては、カードを入れないと写真や動画を保存できない
- 選ぶとき:取扱説明書にある「推奨のカード」(容量と書き込みの速さ)を選ぶ
カードには、書き込みの速さを表す「U3」「V30」などの表示があります。動画を撮るなら、この表示を取扱説明書の推奨と合わせます。機体によって使える容量の上限も違うので、あわせて確かめます。
動画の記録で目安になる「U3」「V30」に対応した定番のカード(海外パッケージ版)。買う前に、自分の機体が使える容量と規格を取扱説明書で確かめてください。
楽天市場で4. 風速計
- なぜ必要か:風はドローンにとって一番の敵。目や体の感覚では強さが分かりにくい
- 選ぶとき:手のひらサイズの電池式で十分。国の標準マニュアルでは、風速5m/s以上では飛ばさないことになっている
風速計で測れるのは、手元の高さの風です。上空は地上より風が強いことがよくあります。地上で5m/sぎりぎりなら、その日はやめておくくらいの余裕をもって判断します。
手のひらサイズの電池式で、日本語の説明書と180日保証つき。現在の風速に加えて、最大・平均も表示できます。防水ではないので、雨の日の持ち出しには注意します。
楽天市場で5. 操縦用のスマホと充電
- なぜ必要か:多くの機種は、スマホのアプリで操縦や映像の確認をする。途中で電池が切れると危ない
- 選ぶとき:機種の「対応端末」を確認。予備にスマホ用のモバイルバッテリーを持っていく
道具ではないけれど、必ず用意すること
100g以上の機体(航空法上の「無人航空機」)には、次のことが必要です。
- 登録記号の表示:機体を国に登録したら、飛ばす前に登録記号を機体に表示します。重さ25kg未満の機体は、文字の高さ3mm以上で、シールや油性ペンなど消えにくい方法で書きます。表示する場所は、外から見える胴体のうち、工具を使わないと外せない場所です。バッテリーのふたなど、工具なしで外せる場所には表示できません。
- 飛ばす前の確認:国のガイドラインでは、飛ばす前に、天気が安全か、機体に傷や故障がないか、バッテリーが十分に充電されているかを確かめることが必須とされています。特典PDF「飛行前後点検チェックリスト」を使うと、確認もれを防げます。
- 飛行日誌:許可・承認が必要な飛ばし方(特定飛行)をするときは、記録が義務です。それ以外の飛行でも、記録しておくことがすすめられています。様式は国土交通省のページからダウンロードできます。
慣れてきたら、あると便利なもの
練習に何度か出かけると、「これがあると楽だった」というものが見えてきます。ここでは4つに絞って紹介します。
1. ランディングパッドとペグ
芝生や砂地で、プロペラが砂や小石を巻き上げるのを防ぎます。風が強いと、めくれたり飛ばされそうになったりするので、ペグで地面に固定します。ペグが同梱されているパッドなら、ペグを買い足す必要はありません。打ち込みは、手持ちの金づちでもできます。
ランディングパッドには、直径55cm・75cmなど、いくつかの大きさがあります。機体の大きさに合わせて選びます。
直径75cm・約300gの折りたたみ式で、風で飛ばないように固定するペグが付いています。同じシリーズに55cm・90cm・110cmもあります。
楽天市場で長さ18cmの鍛造ペグ。断面が楕円なので地面の中で回りにくく、ランディングパッドをしっかり留められます。打ち込みは手持ちの金づちでもできます。
楽天市場で2. 道具一式を入れる、丈夫なボックス
機体の収納ケース、バッテリー、ランディングパッド、風速計などを、まとめて1つに入れて運べます。車に積んでも中身が散らばりにくく、忘れ物にも気づきやすくなります。
フタ付きの丈夫なプラスチック製ボックスで、耐荷重は100kg。20Lから70Lまで大きさを選べます。機体の収納ケースやバッテリー、ランディングパッドが入るか、寸法を確かめて選びます。
楽天市場で3. ポータブル電源
外でもバッテリーを充電しながら、練習を続けられます。選ぶときは、使う充電器の消費電力(W)が、ポータブル電源の出力(W)に収まるかを確かめます。
容量256Wh、定格出力300Wのコンパクトな機種です。使う充電器の消費電力(W)が300W以内か、取扱説明書で確かめてから選びます。
楽天市場で4. モニターフード・サングラス
晴れた日は、スマホの画面が見えにくくなります。画面に日よけを付けるモニターフードや、サングラスがあると見やすくなります。モニターフードは、使うスマホや送信機の大きさに合うものを選びます。
このほかに、必要に応じて
- 機体の収納ケース・プロペラガード・レンズフィルター:機種ごとに形が違うので、自分の機種に合う純正品や対応品を選ぶ。プロペラガードは付けると飛び方に影響することがあるので、取扱説明書を確認する
- 帽子・日焼け止め:飛ばせるのは基本的に日中なので、屋外で長くいるときに
- カイロ:寒い日にバッテリーが冷えすぎるのを防ぐ(バッテリーは低温で性能が落ちる)
「必須」と書かれがちでも、注意したいもの
- 双眼鏡:国のガイドラインでは、目で見て飛ばす「目視」は「直接肉眼による」ものとされ、モニターを見ながらの飛行は目視外飛行の例とされています。双眼鏡で探さないと見えないほど遠くに飛ばすのは、目視の範囲を超えているおそれがあります。双眼鏡は、見失ったときに探す手助け程度に考えます。
- 業務向けの道具:無線のインカムや大型のヘリポート、反射ベスト、飛行中の看板などは、主に仕事で飛ばす人向けです。趣味の練習で最初からそろえる必要はありません。
- バッテリーの持ち運び:ドローンのバッテリーは、衝撃や熱に弱いものがあります。持ち運ぶときは専用のケースに入れ、車内に置きっぱなしにしないようにします。国のガイドラインは、電池などの火災に備えて、消火器などを準備することもすすめています。
バッテリーを持ち運ぶ専用の袋には、次のようなものがあります。
ラジコン用のバッテリーを入れて持ち運ぶ・保管するための袋です。入れる前に、自分のバッテリーが中に収まる大きさかを確かめます。
楽天市場でまとめ:最初の買い物チェック
| 確認すること | 済んだら |
|---|---|
| 本体に付いてくるもの(予備プロペラ・バッテリー・充電器・カード)を確認した | □ |
| 足りない分の予備プロペラ・予備バッテリーをそろえた(自分の機種に合うもの) | □ |
| 推奨のmicroSDカードを用意した | □ |
| 風速計を用意した | □ |
| 操縦用のスマホが対応端末か確認し、スマホ用のモバイルバッテリーを用意した | □ |
| 100g以上の機体なら、登録して登録記号を表示した | □ |
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参照(2026年10月5日に確認):
この記事は2026年10月5日時点の情報です。