頭の上の空をのぞいてみよう。飛行機・風・雨雲が見える3つのアプリ
今、自分の上の空では、どんな飛行機が飛び、どんな風が吹いているのか。Flightradar24、Windy、気象庁の「雨雲の動き」を使うと、目に見えない空の様子が地図の上で見えてきます。空を知るための3つのアプリと、楽しみ方を紹介します。

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ふだん何気なく見上げている空。そこでは、思っている以上にたくさんの飛行機が行き来し、高さによって向きも強さもちがう風が吹いています。
こうした「目に見えない空の様子」は、スマホのアプリで地図の上に表示できます。ドローンを飛ばすかどうかを考える前に、まずは自分が今いる場所の空がどうなっているのかを、のぞいてみませんか。
この記事で紹介するアプリ
| アプリ | 見えるもの | 料金 |
|---|---|---|
| Flightradar24 | 今飛んでいる |
無料 |
| Windy | 風の流れ、 |
無料 |
| 気象庁 |
雨雲の動きと |
無料 |
頭の上を飛ぶ飛行機が見える:Flightradar24
Flightradar24(フライトレーダー24)は、世界中を飛んでいる飛行機やヘリコプターの位置を、地図の上で見られるサービスです。Web版とスマホのアプリがあり、無料で使えます(有料のプランもあります)。画面は英語が中心です。
自分の住んでいる町を表示してみると、「こんなに飛んでいるんだ」と驚くかもしれません。飛行機のアイコンは、実際の動きに合わせて地図の上を進んでいきます。
楽しみ方
- 機体を押してみる:便名、出発地と行き先、高度、速さ、機種などが表示されます。頭の上を通る飛行機が、どこからどこへ向かっているのかが分かります
- 空港の近くを見る:着陸に向けて高度を下げていく飛行機や、離陸して高度を上げていく飛行機の様子が見られます
- ヘリコプターを探す:飛行機よりも低い高さを飛ぶヘリコプターが、映っていることもあります
どうして飛行機の位置が分かるの?
飛行機の多くは、自分の位置などの情報を電波で発信しています。その電波を各地の受信機で受け取り、地図に表示しているのがFlightradar24です。

そのため、地図に映らない機体もあります。Flightradar24の公式ヘルプでは、次のような理由が挙げられています。
- 受信機の少ない場所(海の上、山あい、人の少ない地域など)を飛んでいる
- 低い高度を飛んでいる(電波を受け取りにくく、高い高度のほうが映りやすい)
- 機体に積んでいる装置の種類によっては、位置が分からない
- 一部の軍用機や政府の機体、持ち主の希望で表示を止めている機体は、表示されない
地図に映っているのは、空を飛んでいる機体の「全部」ではありません。それでも、自分の上の空がどれくらいにぎやかなのかを知るには、十分におもしろいアプリです。
空を流れる風が見える:Windy
Windy(ウィンディ)は、世界の天気を地図の上で見られるサービスです。Web版とスマホのアプリがあり、日本語で表示できます。基本の機能は無料で使え、有料版もあります。
風の流れが動く線で表示されるので、風がどこから来てどこへ流れていくのかが、ひと目で分かります。右のメニューから、雲、気温、雨・雷、波などに切り替えることもできます。下の時間の帯を動かすと、この先の予報も見られます。
楽しみ方
- 自分の町の風を見る:左上の検索で地名を入れると、その場所の風の向きと強さが分かります
- 高さを変えてみる:「標高」のボタンで、表示する高さを「表面」(地上の近く)から「100m」などに切り替えられます。高さを変えるだけで、風の向きや強さががらりと変わることがあります
- 突風を見る:レイヤーの一覧から「最大瞬間風速」を選ぶと、瞬間的に強く吹く風の予報が見られます
上空の風は、地上とちがう
地上では穏やかでも、上空では風が強いことがよくあります。地面の近くは、建物や木、地形にじゃまされて、風が弱まりやすいためです。

「風速」は平均、「突風」は一瞬の強い風
天気予報でよく聞く「風速」は、一定の時間の平均です。実際の風は強くなったり弱くなったりしていて、ときどき平均よりずっと強い風が吹きます。これが突風です。

Windyの予報は、広い範囲をまとめて計算したものです。海沿いや山の近く、建物の間などでは、実際の風が予報とちがうこともあります。
雨雲の動きが見える:気象庁「雨雲の動き」
気象庁のWebページ「雨雲の動き」では、雨雲の強さとその動きを地図で見られます。登録はいらず、無料です。
- 雨雲は5分ごとの予測が出ていて、1時間先まで見られます。30分先までは、陸の上と海岸の近くを250m四方の細かさで予測しています
- 表示を切り替えると、雷の起きやすさ(活動度1〜4)や、竜巻の起きやすさも見られます
時間を進めると、雨雲が少しずつ近づいてくる様子が分かります。「あと何分くらいで雨が降り出しそうか」の見当をつけるのにも役立ちます。
ドローンを飛ばす人は、ここも知っておこう
空の様子を知っておくことは、ドローンを安全に飛ばすことにもつながります。国のガイドラインでも、飛ばす前に天気が安全かを確かめることが求められています。
- 風:国の許可・承認の申請で使う「航空局標準マニュアル」では、風速5m/s以上の状態では飛ばさないことになっています。許可がいらない飛行でも、初心者はこの数字を目安にすると安心です。上空の風と突風は、地上で感じる風より強いことがあります。現地では風速計で今の風を測ります(持ち物は、コラム「ドローン本体のほかに、最低限そろえるもの」も参考に)
- 雨と雷:ドローンは、雨に強くない機体が多くあります。雷の表示が近くに出ていたり、雷の音が聞こえたりしたら、飛ばさずに建物や車の中に移ります
- 飛行機やヘリ:Flightradar24に映らない機体もあります。ドクターヘリや防災ヘリは低い高度を飛び、空港以外の場所に降りることもあります。国のガイドラインでは、飛行機やヘリを見つけたら飛ばさないこと、ぶつかりそうなときはすぐに地上に降ろすことが求められています。アプリにたよりきらず、空を見て、音に耳をすませます
ドローン向けには、一般社団法人 日本ドローンビジネスサポート協会(DBA)の無料のWebサービス(dronebiz.app)もあります。高さ別の風(地上10m〜200m)、雨雲、飛行禁止のエリア、緊急用務空域の警告、飛行日誌などを1か所で見られます。
手のひらサイズの電池式で、日本語の説明書と180日保証つき。現在の風速に加えて、最大・平均も表示できます。防水ではないので、雨の日の持ち出しには注意します。
楽天市場でさいごに
空は、見上げるだけでは分からないことであふれています。どの飛行機がどこへ向かっているのか、上空でどんな風が吹いているのか。アプリを開くと、いつもの空が少しちがって見えてきます。ドローンを始める人も、まだ始めていない人も、まずは自分の上の空をのぞいてみてください。
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各サービスの画面や機能は、変わることがあります。
参照(2026年10月10日に確認):
- Flightradar24
- Flightradar24 公式ヘルプ「Why are some aircraft missing on the map?」(英語)
- Flightradar24 公式ヘルプ「I was following an aircraft when it suddenly disappeared. Why?」(英語)
- Windy
- 気象庁「雨雲の動き」
- 気象庁「高解像度降水ナウキャスト」
- 日本ドローンビジネスサポート協会(DBA)dronebiz.app
- 国土交通省「安全な飛行のためのガイドライン」(PDF)
- 国土交通省「無人航空機の飛行許可・承認手続」(航空局標準マニュアル)
この記事は2026年10月10日時点の情報です。